友絵工房からのお知らせ

友絵通信2019年5月22日

どくだみ石鹸とは?

どくだみ石鹸

友絵工房のどくだみ石鹸は、繊細なコールドプロセス製法であり、かつエキストラヴァージンオリーブオイルのみを使って鹸化しているキャスティール石鹸と呼ばれ、1~3ヶ月の乾燥期間を要するもっとも手間のかかるやさしい石鹸です。


  • ◆ どくだみ石鹸を手作りしたいけど、時間のない方、材料が手に入らない方
  • ◆ 少しでもお肌にやさしく使える石鹸、刺激の少ない石鹸を使いたい方
  • ◆ まずは洗顔から見直してみたい方

にぜひ使っていただきたいと思っております。


ただし、この石鹸にも下記のようにデメリットがあります。

  • ◆ 防腐剤が配合されていないので、酸化しやすい(酸化は、使っていただく場合において得に問題とはなりませんが、特有の匂いを発しますので、気になる方はお早めのご使用をオススメしております。)
  • ◆ 水に溶けやすい(できるかぎり洗い上がりのしっとり感、オリーブオイルのよさを実感していただくため、鹸化率を下げています。それによって保湿成分を多く含み、水を含むとどろどろと溶けてしまいます。溶けることに問題はありませんが、長くお使いいただくためにもご使用後はなるべく水を切ってお使いください。)
  • ◆ 泡立ちが弱い(洗浄力に問題はありませんが、洗顔ソープのようなすっきり、さっぱり感はないかもしれません。一方でお肌がつっぱるようなこともありません。)

よって、人によっては物足りなく感じる人もいますので、まずはサンプルで試してみていただくことをおすすめしています。


※キャスティール石鹸とは?

スペイン発祥のオリーブオイル100%石鹸のことです。


その起源は、アレッポの石鹸までさかのぼることができ、異教の地へ赴いた十字軍が持ち帰ったものに、オリーブオイルとローレルオイルからできた石鹸があったようです。友絵工房でも熟成を優先したどくだみローレル石鹸を作っています。

ただ、当時のヨーロッパでは、ローレル(月桂樹)のオイルを手に入れることが困難であったようで、そこでオリーブオイルのみの石鹸、キャスティール石鹸が誕生しました。そしてさらに、その石鹸がフランスのマルセイユに渡り、オリーブオイルに更に別のオイルを混ぜ合わせマルセイユ石鹸が誕生したと言う経緯があります。 (フランスではオリーブオイルが手に入りにくかったため?とも言われていますが、パームやココナッツなどそれ以外のオイルが配合されています。)


キャスティール石鹸をコールドプロセス製法で作る友絵工房ですが、シンプルかつやさしさ追求のため、鹸化率を低く設定しています(油分が残っています)。オイルの気になる匂いは、時間による劣化もあるかもしれませんが、そういった理由もあります。