友絵工房からのお知らせ
友絵通信2021年2月1日
どくだみ化粧水とは?
どくだみ化粧水とは、古くから生薬としても活用されてきた万能薬(十薬)とされているどくだみから、エタノールなどの溶剤を用いてどくだみエキスの抽出をし、水などで希釈して使われる化粧水です。一般的に、ニキビ等の肌トラブルに悩む方が使われる印象があります。
どくだみ化粧水の基本
- どくだみの種類
基本となる成分は、どくだみの生葉または乾燥葉となります。友絵工房では、最も生命力あふれる花のつぼみができる時期に収穫をし、新鮮な生葉を使用しています。
- どくだみのエキス浸出
どくだみエキスを抽出するには何らかの溶剤や手法を用いなくてはいけません。アルコール(エタノール)やBG(ブチレングリコール)などの溶剤を用いて浸透させる方法、(精油の抽出などに一般的な)水蒸気蒸留法などがあります。
- 保湿成分の添加
お肌への乾燥等を防ぐための保湿成分を添加するのが一般的となっています。水溶性のグリセリン、ヒアルロン酸は希釈した化粧水に混ざりやすく使い勝手が便利です。他には油溶性の植物油(オリーブオイルやホホバオイルなど)がありますが、完全に混ざらないため振って使用します。
- 防腐機能の添加
カビたり、腐らないために何らかの防腐成分を添加する必要が出てきます。メチルパラベンやBGなど、一般的な化粧水には入っている場合があります。オーガニックなどのこだわりのある化粧水は、使わない防腐剤があったり、使用に対して基準を設けていたりします。また、手作りをされる方は冷蔵庫保管をするなどをおすすめしています。
- その他機能性成分
薬用成分としてはグリチルリチン酸などが配合される場合があります。また香料などもこれに該当します。
友絵工房で作るどくだみ化粧水の特徴も記載しておきます。
友絵工房のどくだみ化粧水の主な特徴
- 私たちのどくだみ化粧水は、ホワイトリカーによるどくだみ生葉を1年かけてエキス抽出しており、時間をかけて手作りしています。どくだみは、全て長野県産のどくだみを毎年つぼみが付き始める時期に手摘みし、丁寧に洗浄の上、エキス抽出しています。
- 消費期限の設定がなくいつまでも保存が利くように、BGやパラベン、フェノキシエタノールなどの合成保存料を使用している場合がありますが、私たちのどくだみ化粧水は、エキス抽出に用いる防腐効果のあるホワイトリカーを使用し、エキス抽出後、消費期限を3年としています。ただし、開封後はお早めに使いきりいただくようにしています。
- 他のどくだみ化粧水ではどくだみエキス以外の有効成分を使用していることが多く、時としてそれが良い場合もあります。私たちは、どくだみエキス、ホワイトリカー、グリセリン、水という極力シンプルな配合にして、どくだみの力を最大限発揮できるようにしていると共に、何がお肌に合わないか特定・選択しやすくしているところがポイントです。
- 少量生産のため、材料にかかるコストが高く、その面での金額は高くなりますが、販売についてもできる限り私たちの手で運営しており、皆さまから直接お声が聞けるようにすることで、ずっと使って下さる方を大事にしています。
では、「個人で作られている手作りのどくだみ化粧水と何が違うの?」という点ですが、自然のものですので、ご自身で手作りに挑戦される場合、配合にムラが出てしまったり、カビなどによる品質に心配があったりすると思います。
使いたい時にお届けできる、忙しい方、自然なものが好きだけど自作できない方に、私たちは安定的にいつも同じ品質の製品を提供できるようにしています。もちろん手作りのどくだみ化粧水を検討されている方も、ぜひご参考にお試しいただければと思っています。